電車や新幹線が好きな子どもとのお出かけ先を探しているなら、「電車を見る」だけでなく、実際の車両に入ったり、SLや市電に乗ったりできるスポットもあります。
愛知県内には、歴代の新幹線が並ぶ「リニア・鉄道館」をはじめ、昔の市電や地下鉄を無料で見学できる施設、本物の蒸気機関車に乗れるスポットなど、鉄道を楽しめる場所が点在しています。
さらに、公園のなかにも新幹線やJR、名鉄を眺めながら遊べる場所があります。
この記事では、
- 新幹線や電車を間近で見たい
- 実際の車両に入ってみたい
- SLや市電に乗ってみたい
- お金をかけずに電車を楽しみたい
- 雨の日でも鉄道を楽しみたい
といった目的から選べるよう、愛知県内の鉄道スポットを紹介します。
※料金・運行日・営業時間などは変更される場合があります。お出かけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
愛知の電車・新幹線スポット9か所を比較
まずは、それぞれの特徴を比べてみましょう。
| スポット | エリア | こんな楽しみ方ができる |
|---|---|---|
| リニア・鉄道館 | 名古屋市港区 | 新幹線・リニア・実物車両・シミュレータ |
| レトロでんしゃ館 | 日進市 | 市電・地下鉄を無料で見学 |
| 瀬戸蔵ミュージアム | 瀬戸市 | 昔の「せとでん」に乗車・運転席体験 |
| 博物館 明治村 | 犬山市 | 京都市電・蒸気機関車に乗る |
| 愛知こどもの国 | 西尾市 | 本物の蒸気機関車に乗る |
| 上重原公園 | 知立市 | 公園から新幹線を見る |
| 新地公園 | 知立市 | 電車を見ながら遊具で遊ぶ |
| 梅ケ枝公園 | 一宮市 | 名鉄・JR+鉄道モチーフの遊具 |
| 幸公園 | 豊橋市 | 公園遊び+東海道新幹線 |
保存車両の中を見たいのか、動く列車に乗りたいのかで、行き先も必要な費用も変わります。
| 施設・楽しみ方 | 主な料金と条件 |
|---|---|
| レトロでんしゃ館で保存車両を見学 | 入館無料。走る列車への乗車体験ではありません |
| リニア・鉄道館で車両展示や運転体験 | 入館は大人1,200円、小中高生500円、3歳以上未就学児200円。シミュレータは別料金 |
| 愛知こどもの国でこども汽車に乗る | 公園入園は無料。汽車は3歳以上1人500円、2歳以下無料。通常は土日祝運行 |
| 明治村でSL・市電に乗る | 入村料と乗車料が必要。SL1回は中学生以上700円、小学生500円。未就学児は無料 |
無料で車内に入りたいならレトロでんしゃ館、実際に走る汽車に乗りたいなら運行日の愛知こどもの国や明治村が候補です。列車が来るのを眺めながら外遊びをする日は、公園という選択肢もあります。
リニア・鉄道館|歴代新幹線から超電導リニアまで
名古屋市港区の金城ふ頭にある「リニア・鉄道館」。
愛知県で鉄道を楽しみたいときに、まず候補になる大型施設です。
館内には、歴代の新幹線や在来線、超電導リニアなど39両の実物車両を展示。車両を間近で見ながら、日本の鉄道技術の進歩を知ることができます。
鉄道ジオラマやシミュレータなどもあり、「電車を見る」だけでは終わらないのも特徴です。
屋内施設なので、雨の日や暑い日、寒い日のお出かけ先としても選びやすいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | リニア・鉄道館 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2 |
| 開館時間 | 10:00~17:30(最終入館17:00) |
| 入館料 | 大人1,200円/小中高生500円/幼児(3歳以上未就学児)200円 |
| 主な楽しみ | 実物車両、鉄道ジオラマ、シミュレータなど |
| 展示車両 | 39両 |
| 最寄り駅 | あおなみ線「金城ふ頭駅」から徒歩約2分 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし |
| 公式サイト | リニア・鉄道館 |
車の場合は、名古屋市営金城ふ頭駐車場など周辺駐車場の利用を検討してください。休館日は原則火曜日(祝日は翌日)と12月28日~1月1日です。シミュレータは入館料とは別料金で、新幹線「N700」は1回500円、在来線「運転」は1回100円。券は先着順で、販売数に達すると受付を終了します。公式利用案内をご確認ください。
レトロでんしゃ館|市電・地下鉄を無料で見学
日進市にある「レトロでんしゃ館(名古屋市 市電・地下鉄保存館)」。
大きな特徴は、無料で保存車両を見学できることです。
館内には名古屋市を走っていた市電3両のほか、1957年の地下鉄開業当時に名古屋・栄町間を走った100形車両2両などを展示しています。
展示車両は外から眺めるだけでなく、実際に車内へ入って見学できます。
さらに鉄道模型ジオラマもあり、名古屋地区を走るさまざまな鉄道を楽しめます。
AICHI SPOT編集部も実際にレトロでんしゃ館を訪れました。
保存車両を間近で見られるだけでなく、実際に車内へ入ったり、鉄道ジオラマや運転シミュレーターを楽しんだりでき、無料とは思えないほど見どころがあります。
実際に訪れたときの館内の様子や混雑状況、子どもと楽しめるポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:【日進市】レトロでんしゃ館に行ってきた!入場無料で市電・地下鉄の車内や運転体験も楽しめる

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | レトロでんしゃ館 |
| 所在地 | 愛知県日進市浅田町笹原30 |
| 開館時間 | 10:00~16:00 |
| 入場料 | 無料 |
| 休館日 | 水曜(休日の場合は直後の平日)、年末年始 |
| 主な展示 | 市電、地下鉄100形、鉄道模型など |
| アクセス | 地下鉄鶴舞線「赤池駅」2番出口から徒歩約7分 |
| 公式サイト | レトロでんしゃ館 |
名古屋市交通局は自家用車での来館を控え、公共交通機関を利用するよう案内しています。団体は事前予約が必要です。
瀬戸蔵ミュージアム|昔の「せとでん」の運転席にも座れる
瀬戸市の「瀬戸蔵ミュージアム」は、やきものの街・瀬戸の歴史や文化を紹介する施設です。
鉄道専門の博物館ではありませんが、電車好きの子どもにも楽しめる展示があります。
2階には昭和30~40年代の瀬戸の街並みや昔の尾張瀬戸駅が再現され、1928年製の「せとでん」モ754号を展示。
車両は見るだけではなく、車内に入ったり、運転席に座ったりすることができます。
昔の駅と電車が一緒に再現されているので、現在の鉄道とは違った雰囲気を楽しめるのも特徴です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 瀬戸蔵ミュージアム |
| 所在地 | 愛知県瀬戸市蔵所町1-1 瀬戸蔵2・3階 |
| 一般 | 520円 |
| 高校生・大学生・65歳以上 | 310円 |
| 中学生以下 | 無料 |
| 鉄道展示 | せとでん モ754号 |
| 体験 | 車内見学・運転席 |
| 公式サイト | 瀬戸蔵ミュージアム |
中学生以下が無料なので、子どもと出かけやすいのもポイントです。開館は9:00~17:00(入館16:30まで)。入館料の支払いは現金のみです。休館日は原則第4月曜日と年末年始ですが例外もあるため、年度の休館日一覧を確認してください。
博物館 明治村|京都市電やSLに実際に乗れる
犬山市の「博物館 明治村」は、歴史的建造物だけでなく、昔の乗り物に実際に乗れるのが魅力です。
村内では京都市電が走り、移動そのものを鉄道体験として楽しめます。
さらに、運行日には蒸気機関車にも乗車できます。
保存された車両を見るだけではなく、
「昔の電車に実際に乗ってみたい」
という子どもにも向いています。
SLは時期によって運行日が設定されるため、SL目的の場合は訪問日の運行状況を確認してから出かけましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 博物館 明治村 |
| 所在地 | 愛知県犬山市字内山1番地 |
| 入村料 | 大人2,500円/高校生1,500円/小・中学生700円 未就学児無料 |
| SL・市電一日券 | 中学生以上1,000円/小学生700円 |
| SL(1回) | 中学生以上700円/小学生500円 |
| 京都市電(1回) | 中学生以上500円/小学生300円 |
| 主な鉄道体験 | 京都市電・蒸気機関車 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | 博物館 明治村 |
入村料や乗車料金、SLの運行日については、訪問前に最新情報を確認してください。
愛知こどもの国|本物の蒸気機関車「こども汽車」
西尾市にある「愛知こどもの国」。
広い園内にはさまざまな遊具や乗り物がありますが、鉄道好きならチェックしたいのが蒸気機関車「こども汽車」です。
この機関車は石炭を焚き、白い煙を出して走る本物の蒸気機関車。
全長約1,135mのコースを約7分かけて走り、車窓からは三ヶ根山や三河湾国定公園などを望めます。
公園自体は入園無料なので、蒸気機関車だけでなく遊具などと組み合わせて一日のお出かけにできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 愛知こどもの国 |
| 所在地 | 愛知県西尾市東幡豆町南越田3 |
| 入園料 | 無料 |
| こども汽車 | 3歳以上500円 |
| 通常の運行 | 土曜・日曜・祝日 |
| 所要時間 | 約7分 |
| コース | 約1,135m |
| 駐車場 | 有料 |
| 公式サイト | 愛知こどもの国「こども汽車」 |
天候や整備などで運行状況が変わる場合があります。蒸気機関車を目的に訪れる場合は、当日の案内を確認しておきましょう。
無料で電車・新幹線を見るなら公園も選択肢
ここから紹介するのは鉄道博物館ではなく、公園で遊びながら電車や新幹線を楽しめるスポットです。
「鉄道施設へ一日出かけるほどではないけれど、電車好きの子どもを遊ばせたい」という日にも選びやすくなります。
ここからは、電車や新幹線を眺めながら遊べる公園を紹介します。各公園の情報は自治体の公式案内をもとにまとめており、編集部による現地取材は行っていません。列車の見え方や通過するタイミングは、訪れる場所や時間帯によって異なります。
上重原公園|遊具で遊びながら新幹線を見る
知立市の「上重原公園」は、知立市公式サイトでも新幹線が見える公園として紹介されています。
園内には芝生広場のほか、ブランコ、砂場、複合遊具、ネットクライム、スプリング遊具などがあります。
鉄道だけを目的にした施設ではないため、
新幹線を見る+公園で遊ぶ
という楽しみ方ができるのが特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公園名 | 上重原公園 |
| 所在地 | 愛知県知立市上重原三丁目109 |
| 料金 | 無料 |
| 見られる鉄道 | 新幹線 |
| 遊具 | 複合遊具、ブランコ、ネットクライムなど |
| 駐車場 | なし |
| 公式情報 | 知立市 上重原公園 |
駐車場はないため、車で訪れる場合は周辺の正規の駐車場を確認しておきましょう。
新地公園|電車+遊具+からくり時計
同じ知立市にある「新地公園」も、電車好きの子どもと立ち寄れる公園です。
園内にはすべり台、ブランコ、鉄棒、砂場、複合遊具、アスレチック遊具などがあり、公園遊びもしっかり楽しめます。
さらに、からくり時計があり、知立市図書館の隣に位置しています。
知立市の施設案内では、多目的トイレ、ベビーシート、ベビーチェア、親子便座も確認できます。電車や遊具だけでなく、小さな子どものトイレ休憩を取りやすい設備があることも、行き先を選ぶ手がかりになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公園名 | 新地公園 |
| 所在地 | 愛知県知立市南新地三丁目1-1 |
| 料金 | 無料 |
| 楽しみ | 電車+公園遊び |
| 遊具 | 複合遊具、アスレチックなど |
| 駐車場 | なし |
| 公式情報 | 知立市 新地公園 |
梅ケ枝公園|名鉄とJRを見渡せる「鉄道」がテーマの公園
一宮市の「梅ケ枝公園」は、今回紹介する公園の中でも特徴的なスポットです。
公園内を鉄道が通っていることから、一宮市が「鉄道」をテーマに施設を整備しています。
園内には汽車や駅舎をモチーフにした遊具があり、展望塔からは名鉄名古屋本線とJR東海道本線を見ることができます。
単に線路の近くにあるだけではなく、公園自体に鉄道要素が取り入れられているので、電車好きの子どもとのお出かけ先として選びやすい場所です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公園名 | 梅ケ枝公園 |
| 所在地 | 愛知県一宮市中町一丁目1番1外 |
| 料金 | 無料 |
| 見られる鉄道 | 名鉄名古屋本線・JR東海道本線 |
| 特徴 | 鉄道モチーフの遊具・展望塔 |
| 駐車場 | なし |
| 公式情報 | 一宮市 梅ケ枝公園 |
駐車場はないため、一宮市は車の場合に近隣の有料駐車場を利用するよう案内しています。
幸公園|豊橋で新幹線と公園遊び
豊橋市の「幸公園」は、池や遊歩道などが整備された公園です。
豊橋市公式サイトでも、鉄橋の上を走る新幹線を見ることができると紹介されています。
新幹線だけを見るために出かけるというより、
公園で遊ぶ+新幹線を見る
という組み合わせで楽しみやすいスポットです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公園名 | 幸公園 |
| 所在地 | 愛知県豊橋市佐藤町字池下ほか |
| 料金 | 無料 |
| 見られる鉄道 | 東海道新幹線 |
| 特徴 | 池・遊歩道・公園遊び |
| 公式情報 | 豊橋市 幸公園 |
電車好きの子どもと行くなら目的別に選ぼう
9スポットを比べると、それぞれ向いているお出かけが違います。
新幹線をたっぷり楽しみたい
リニア・鉄道館
→ 歴代新幹線から超電導リニアまで実物車両を見学
上重原公園
→ お金をかけず、公園で遊びながら新幹線を見る
幸公園
→ 公園遊びと新幹線を組み合わせる
実際の電車・SLに乗りたい
博物館 明治村
→ 京都市電や運行日の蒸気機関車
愛知こどもの国
→ 石炭を焚いて走る本物の蒸気機関車
無料で楽しみたい
レトロでんしゃ館
→ 入場無料で市電・地下鉄の保存車両を見学
上重原公園・新地公園・梅ケ枝公園・幸公園
→ 公園遊びと鉄道を組み合わせる
雨の日に行きたい
リニア・鉄道館
レトロでんしゃ館
瀬戸蔵ミュージアム
いずれも屋内で車両を見られるため、天候に左右されにくいのがメリットです。
レトロな電車が好き
レトロでんしゃ館
→ 名古屋市電・昔の地下鉄
瀬戸蔵ミュージアム
→ 昔の「せとでん」
博物館 明治村
→ 京都市電・蒸気機関車
電車を見る公園へ行くときに確認しておきたいこと
鉄道施設と違い、公園では電車を見るための専用観覧スペースが用意されているとは限りません。
特に小さな子どもと訪れる場合は、線路や道路へ近づかないよう注意しましょう。
また、上重原公園・新地公園・梅ケ枝公園には駐車場がありません。
車で出かける場合は路上駐車をせず、周辺の正規の駐車場や公共交通機関を確認しておくと安心です。
SLや市電などの乗り物についても、運行日・時刻・料金が変更される場合があります。
特に「SLに乗ることが目的」などの場合は、出発当日に公式サイトを確認してから向かうのがおすすめです。
愛知には「見る・乗る・遊ぶ」で楽しめる鉄道スポットがある
愛知県には、歴代新幹線やリニアを間近で見られる博物館から、昔の市電・地下鉄、本物の蒸気機関車、無料で電車を眺められる公園まで、さまざまな鉄道スポットがあります。
電車好きの子どもとのお出かけなら、
「新幹線を見たい?」
「電車に乗りたい?」
「運転席に座ってみたい?」
「公園でも遊びたい?」
「雨の日でも楽しみたい?」
まで考えて選ぶと、行き先を決めやすくなります。


